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ボアジチ大学(トルコ)から国際政治学者の先生を招き特別講義開催


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1月22日、国際関係学部佐藤真千子准教授は、本学協定校の一つであるトルコのボアジチ大学国際関係学部の国際政治を専門とするギュン?クット先生とメルト?アルスラナルプ先生をお招きし、特別講義「アメリカとトルコの関係」を行いました。
第1部はギュン?クット先生に「アメリカとトルコの関係 ― 揺らぐ同盟か同盟の終焉か」(US and Turkey: a turbulent alliance or the end of one?)をテーマにご講演いただきました。
歴史家でもあるクット先生は、近年、揺らいでいるトルコとアメリカの同盟関係について、オスマントルコ帝国時代以来の歴史的や地政学的特徴に起因する対外関係の変遷をダイナミックに概観し、トルコが常に自国の安全保障と地理的安定を重視する戦略的な判断を下してきたことを明らかにしました。国境を接するロシア帝国、ソ連、ロシアは拡張的な軍事的脅威であり、トルコはその脅威に対抗する外交路線を特徴としてきました。また冷戦時代はトルーマン?ドクトリンによりアメリカの対トルコ援助が始まり、トルコの北大西洋条約機構(NATO)加盟が認められ、トルコと米国の同盟関係が強化されたように思われました。しかし同盟関係にありながらも、ソ連上空を偵察飛行中に撃墜された米軍のU2機がトルコの米軍基地から飛行していた事実をトルコは知らされず、キューバ危機で核ミサイルがキューバから撤去された時も、アメリカはソ連の要請に応じる形で秘密取引に応じて在トルコ米軍基地からミサイルを撤去しますが、トルコはそれをアメリカから知らされていませんでした。このような経験が繰り返されたトルコとアメリカの関係について大変充実した議論が展開されました。
第2部は、メルト?アルスラナルプ先生による「ポピュリズムと抵抗の狭間にあるデモクラシーの将来」(Future of Democracy between Populists and Protests)をテーマにご講演いただきました。
近年、国際社会で権威主義が広がり、冷戦後に民主化を遂げてきた国々において権威主義的な政権が市民の支持を集めている傾向があります。アルスラナルプ先生は、反体制的な抵抗運動を展開する従来のポピュリズムとは異なり、デモクラシーを擁護?志向しつつも強権的な政権を支持する権威主義的ポピュリズムの台頭に注目され、グローバルに発生しているポピュリズムと権威主義化する諸国について比較政治の観点から分析されました。
講義後は学生から質問やコメントがあり、先生方と有意義な議論を繰り広げました。全て英語で行われた講義は、学生にとってボアジチ大学の講義の疑似体験にもなりました。

※ボアジチ大学への交換留学に関心がある本学学生は、国際交流センターまでお問い合わせください。ボアジチ大学の教育言語は英語のため、留学の際はTOEFLのスコア提出が必要です。

第1部 ギュン?クット先生の講義

第2部 メルト?アルスラナルプ先生の講義

(2020年2月12日)

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